実務ガイド / 2026.08.02
【2026年版】個人事業主におすすめの会計ソフト徹底比較|freee・マネーフォワード・弥生の選び方
会計ソフト選びは「確定申告の楽さ」だけで決めない
個人事業主として独立すると、多くの方が最初に悩むのが会計ソフトの選定です。「とりあえず有名なものを」と選んで、後から自分の業務に合わず乗り換える——そんな遠回りは避けたいところです。私たちは日々、一人で事業を回す方々の経理の悩みに向き合っていますが、会計ソフト選びで本当に見るべきは、確定申告の入力画面の使いやすさだけではありません。
ポイントは、インボイス制度(適格請求書)への対応、電子帳簿保存法(電帳法)への準拠、そして普段の請求・入金業務との連携のしやすさです。この3点を軸に、代表的な3サービスを整理します。
個人事業主向け・主要3ソフトの特徴
以下は各社の公開情報より作成したものです(2026年5月時点。料金・仕様は変更される場合があります)。契約前に必ず各社の最新情報をご確認ください。
freee会計
簿記の知識が浅くても使いやすい設計が特徴で、質問に答えていく形で確定申告書が完成するスタイルです。銀行口座やクレジットカードとの同期による自動仕訳に強く、経理を「初めて自分でやる」方に向いています。
- 向いている人:簿記に不慣れで、なるべく自動化したい個人事業主
- 特徴:会計知識を前提としないUI、豊富な外部サービス連携
マネーフォワード クラウド確定申告
家計簿サービスで培われた口座連携の広さが強みで、金融機関やサービスとの同期範囲が広い点が評価されています。複数の事業や副業を持ち、明細を細かく管理したい方に合いやすい傾向です。
- 向いている人:取引数が多く、明細をきちんと突き合わせたい人
- 特徴:連携先の広さ、レシート読み取り
弥生(やよいの青色申告 オンライン)
長年の実績を持つ定番で、税理士事務所での採用も多いソフトです。税理士に申告を依頼している、あるいは今後依頼する予定がある方は、弥生インポート形式のCSVでデータを渡せると連携がスムーズになります。
- 向いている人:税理士と二人三脚で進めたい、堅実な運用を望む人
- 特徴:税理士との親和性、安定した操作感
後悔しない選び方の3ステップ
1. インボイス制度と電子帳簿保存法への対応を確認する
2023年に始まったインボイス制度により、取引先から適格請求書の発行を求められる場面が増えました。さらに電子帳簿保存法では、電子で受け取った請求書・領収書は電子のまま保存する要件があります。会計ソフトを選ぶ際は、適格請求書の発行機能と電子帳簿保存法に準拠した保存の両方に対応しているかを必ず確認してください。ここを外すと、あとから手作業での対応に追われます。
2. 「普段の請求・入金」からの流れで考える
会計ソフトは、あくまで一連の業務の「出口」です。見積を出し、請求書を送り、入金を確認し、最後にその記録が会計に反映される——この流れが分断されていると、月末にまとめて手入力する羽目になります。日々の請求・入金と会計がなめらかにつながる設計を選ぶことが、実は一番の時短につながります。
3. 税理士との共有方法を先に決めておく
申告を税理士に依頼するなら、その事務所が使っているソフトや、受け取りやすいデータ形式(多くは弥生インポート形式のCSV)に合わせるのが合理的です。ソフトを決める前に、一言相談しておくと後の手間が減ります。
業種によっては「会計ソフトの前段」に課題がある
ここまで会計ソフトそのものの選び方を見てきましたが、個人事業主の経理の負担は、会計ソフトに入力する手前の段階——見積・請求・入金・書類整理——に集中していることが少なくありません。特に、案件ごとに施主や取引先とやり取りが発生する業種では、この傾向が顕著です。
私たちAMARELO株式会社(神奈川県鎌倉市)は、こうした「会計ソフトの前段」の課題に、一人(独立)建築士事務所向けの業務OS「tategumi」で向き合っています。3〜15案件を一人で回す建築士さんが、設計に集中できるようにするための道具です。
一人設計事務所の方へ:会計ソフトの手前を整える「業務OS」
tategumiは、見積→施主承認→請求→入金→会計ソフト連携までを一つのループでつなぎます。会計ソフトを置き換えるものではなく、その手前を整え、最後は弥生・freee連携(弥生インポート形式のCSVエクスポート)で税理士さんと共有できる設計です。
- LINE完結:施主・職人とのやり取りはLINEで完結。アプリのインストールは不要です。
- 即日入金:LINEで請求書を送り、カード・PayPay・銀行振込で受け取れます(決済手数料の目安:カード約3.6%/PayPay約1.6〜2%/振込無料)。
- 法令対応:インボイス制度の適格請求書に対応し、電子帳簿保存法に準拠した保存を前提に設計しています。建築士法で求められる工事監理記録の管理も、案件ごとに整理できます。
料金は月額¥7,980(先行ユーザーは¥4,980)、初期費用¥0、60日間の無料お試し。初期設定(約45分)は画面共有で伴走し、データ移行も無料で対応します。放り出さない道具でありたいと考えています。
なお、tategumiは2026年後半ローンチ予定で、現在は最初の100名の先行ユーザーを募集中です。売り込みはありません。まずは会計ソフト選びのご相談からでも構いませんので、一人で経理を抱えている建築士さんは、私たちのサイトから気軽にお問い合わせください。あなたの事務所に合う進め方を、一緒に線でつないでいきます。
関連ガイド
Tategumi は一人の建築士事務所のための業務OS。 LINE連携・請求書支払い・工事写真管理を一つのループでつなぎます。